「レントゲンでは異常ありませんね。」
腰痛で病院を受診した際、このように言われた経験はありませんか?
「異常がないなら安心」と思う一方で、
- でも痛みはある…
- 朝起きると腰がつらい…
- 長時間座ると痛くなる…
- 湿布や痛み止めでは一時的にしか楽にならない…
このような状態が続くと、「本当に異常がないの?」と不安になる方も少なくありません。
実は、レントゲンで異常が見つからない腰痛は珍しいことではありません。
これは「気のせい」という意味でも、「原因がない」という意味でもありません。
レントゲンでは分からない部分に、腰痛の原因が隠れていることがあるからです。
レントゲンで分かること、分からないこと
レントゲンはとても大切な検査です。
骨折や脱臼、強い変形、すべり症などを確認するには欠かせません。
一方で、レントゲンは骨の状態を映す検査です。
例えば、
- 身体の使い方
- 関節がスムーズに動いているか
- 筋肉同士が協調して働いているか
- 動くタイミングに偏りがないか
- 歩き方や姿勢のクセ
こうした「動き」はレントゲンには映りません。
つまり、画像で異常が見つからなくても、身体の使い方によって腰へ負担が集中している可能性は十分にあります。
腰は「原因」ではなく「結果」になっていることがあります
腰が痛いと、多くの方は「腰が悪い」と考えます。
しかし実際には、腰は身体の中で”頑張らされている場所”になっていることがあります。
例えば、しゃがむ動作を想像してみてください。
本来であれば、
足首が曲がり、
股関節が動き、
背骨全体がしなやかに動き、
最後に腰も少し協力します。
ところが、
足首が硬い。
股関節が動きにくい。
背中がほとんど動かない。
そんな状態になると、本来他の関節が担当するはずだった動きを、腰が代わりに行うようになります。
これが一日に何十回、何百回と繰り返されれば、腰だけが働きすぎる状態になります。
痛みは腰に出ていますが、本当の問題は「腰しか動いていない身体」なのかもしれません。
「動き方」はレントゲンには映りません
デスクワークを例に考えてみましょう。
8時間以上座り続ける生活では、
胸をひねる動き。
股関節を大きく動かす動き。
歩幅を大きくして歩く動き。
こうした動作が極端に少なくなります。
すると脳は、その人がよく使う動きを優先するようになります。
これは身体を効率よく動かすための仕組みですが、同じ動きばかりを繰り返すことで、一部の筋肉や関節だけが働き続けることがあります。
結果として腰へ負担が集中し、「レントゲンでは異常がないのに腰が痛い」という状態につながることがあります。
「異常なし」は「問題なし」ではありません
ここで誤解してほしくないのは、レントゲンを否定しているわけではないということです。
骨折や重い病気を見つけるためには、とても重要な検査です。
ただ、慢性的な腰痛では、画像だけでは説明できないケースも少なくありません。
実際には、
- 身体全体の動き
- 関節同士の連動
- 筋肉の協調性
- 日常生活での身体の使い方
こうした要素が複雑に関わっていることがあります。
当院が腰だけを施術しない理由
大和町だるま整骨院では、腰が痛いからといって腰だけを確認することはほとんどありません。
歩き方や立ち方。
股関節や足首の動き。
背骨全体のしなやかさ。
身体がどのような順番で動いているのか。
そうした全身の動きを確認しながら、「なぜ腰へ負担が集まっているのか」を考えていきます。
腰だけを何度もマッサージするよりも、腰が頑張りすぎなくても済む身体づくりの方が、結果として再発予防につながると考えているからです。
よくある質問
Q. レントゲンで異常がなければ治療は必要ありませんか?
いいえ。
異常がないことは安心できる材料ですが、それだけで痛みの原因が分かるわけではありません。
身体の動きや生活習慣に原因が隠れていることもあります。
Q. MRIを撮れば原因は分かりますか?
MRIが必要になるケースもあります。
一方で、慢性的な腰痛ではMRIだけでは説明できないことも少なくありません。
画像だけで判断するのではなく、身体が実際にどう動いているかを見ることも大切です。
まとめ
腰痛は、レントゲンだけで説明できるものばかりではありません。
腰が悪いのではなく、腰へ負担が集まる身体の使い方になっていることもあります。
「異常はないと言われたけれど痛みが続いている。」
「何度も同じ腰痛を繰り返している。」
そんな方は、腰だけではなく身体全体の動きを見直してみることも一つの方法です。
奈良市学園前・富雄・学園大和町周辺で繰り返す腰痛にお悩みの方は、大和町だるま整骨院へお気軽にご相談ください。当院では、画像だけでは分からない身体の使い方や動きまで確認し、一人ひとりに合わせた施術をご提案しています。