「スポーツドリンクを飲んでいるから大丈夫。」
そう考えている方は少なくありません。
もちろん、スポーツドリンクは熱中症対策に役立ちます。
しかし、スポーツドリンクを飲んでいるだけで熱中症を完全に防げるわけではありません。
熱中症は、水分不足だけで起こるものではないからです。
睡眠不足や疲労、暑熱馴化の不足、栄養不足など、さまざまな要因が重なって起こります。
つまり、スポーツドリンクは「熱中症対策のひとつ」であり、「万能薬」ではないのです。
熱中症は水分不足だけの問題ではありません
私たちの身体は、汗をかくことで熱を逃がしています。
ところが、
- 気温が高い
- 湿度が高い
- 睡眠不足が続いている
- 疲労がたまっている
- 暑さに慣れていない
といった状態になると、体温をうまく下げられなくなります。
その結果、熱中症が起こります。
つまり、水分を補給していても、熱中症になることはあるのです。
スポーツドリンクにも種類があります
スポーツドリンクには、それぞれ役割があります。
アイソトニック飲料
運動前や日常生活での水分補給に向いています。
代表的なものは、
- ポカリスエット
- アクエリアス
- グリーンダカラ
などです。
ハイポトニック飲料
運動中や運動後の補給に向いています。
汗を大量にかいたあとでも、吸収されやすい特徴があります。
経口補水液
脱水が進んでいる場合に用いられます。
代表的なものとして、OS-1があります。
ただし、普段の水分補給として大量に飲むものではありません。
スポーツドリンクだけに頼る危険性
次のようなケースには注意が必要です。
- スポーツドリンクばかり飲む
- 水をまったく飲まない
- 朝食を抜く
- 睡眠不足が続く
- 日陰で休憩しない
また、糖分の取り過ぎにも注意が必要です。
特に小さなお子さんの場合は、飲み過ぎに気をつけましょう。
熱中症予防で本当に大切なこと
熱中症予防では、次の5つが重要になります。
- 睡眠
- 食事
- 水分補給
- 暑熱馴化
- 休憩
このうち、どれかひとつだけを頑張れば良いわけではありません。
すべてがつながっています。
まとめ
スポーツドリンクは、とても便利な飲み物です。
しかし、それだけで熱中症を防ぐことはできません。
奈良市や学園前、富雄周辺でも厳しい暑さが続いています。
水分補給だけではなく、身体全体の状態にも目を向けていきましょう。