「うちのチームだけ、シーバー病の子が何人もいます。」
ミニバスケットボールの保護者の方から、このようなお話を聞くことがあります。
実際、大和町だるま整骨院でも、シーバー病で来院されるお子さんはミニバスケットボールが非常に多くを占めています。
もちろん、サッカーや野球、陸上競技でもシーバー病は起こります。
しかし、競技によって身体へかかる負担は大きく異なります。
その違いを知ると、「なぜミニバスの子に多いのか」が見えてきます。
ミニバスは「ジャンプ」だけの競技ではありません
「ジャンプが多いからですよね?」
よくそう聞かれます。
もちろんジャンプは大きな要因の一つです。
しかし、本当の理由はそれだけではありません。
ミニバスでは、
ジャンプ。
着地。
ダッシュ。
急停止。
方向転換。
これを何百回、何千回と繰り返します。
つまり、
かかとへ衝撃が加わる回数そのものが非常に多い競技なのです。
体育館だからこそ起こることがあります
ミニバスは体育館で行います。
体育館の床は平らで反発力があります。
そのため、
ジャンプすれば高く跳べます。
走ればスピードも出ます。
一方で、
着地の衝撃も身体へ返ってきます。
もちろん、体育館が悪いわけではありません。
ただ、
毎週何時間も、
何年も、
その環境でプレーしている子どもたちは、
知らないうちにかかとへ大きな負担を受け続けています。
「たくさん跳ぶ」より「どう着地するか」が大切です
同じチームでも、
シーバー病になる子。
ならない子。
がいます。
その違いは、
ジャンプの回数だけでは説明できません。
私たちが見ているのは、
着地の仕方です。
例えば、
足首がうまく使えている子。
股関節で衝撃を吸収できる子。
身体全体で着地できる子。
こうしたお子さんは、
衝撃を分散できます。
反対に、
かかとへ一気に体重が乗る。
膝だけで衝撃を受け止める。
足首がほとんど動かない。
そんな着地になっていると、
同じ練習でも、かかとへかかる負担は大きく変わります。
「足が速い子」ほど負担が大きいこともあります
意外かもしれませんが、
足が速い子。
ジャンプ力がある子。
レギュラーとして長く試合に出る子。
こうしたお子さんほど、
身体へ加わる衝撃は大きくなることがあります。
もちろん、
能力が高いからシーバー病になるという意味ではありません。
しかし、
走るスピードが速くなるほど、
ジャンプが高くなるほど、
着地で受ける力も大きくなります。
だからこそ、
身体がその負担に耐えられる状態になっているかが重要になります。
私たちが最初に見るのは「かかと」ではありません
シーバー病だから、
最初にかかとを見る。
実は当院では、それだけではありません。
確認するのは、
- 足部のアライメント
- オーバープロネーションの有無
- 足首の可動性
- 股関節の使い方
- 片脚での安定性
- ジャンプと着地の動作
です。
なぜなら、
シーバー病は、
「かかとが悪い」のではなく、「かかとへ負担が集まる身体」
になっていることが少なくないからです。
10年以上・1,000人以上のスポーツ障害を診てきたから分かったこと
当院では10年以上にわたり、1,000人以上のスポーツ障害を施術してきました。
オスグッド、シーバー病、シンスプリントなど、成長期のお子さんのスポーツ障害を数多く診ています。
その中で強く感じるのは、
競技ごとに負担のかかり方は違うということです。
だから私たちは、
「シーバー病だからこの治療」
ではなく、
「ミニバスだから、どんな負担がかかっているのか」
まで考えて施術を行っています。
よくある質問
Q. ミニバスを休まないと治りませんか?
症状によって判断は異なります。
休養が必要な時期もありますが、それだけでなく、身体の使い方や練習内容も含めて考えることが大切です。
Q. バスケットボールを続けても大丈夫ですか?
現在の痛みや動きによって判断は変わります。
大切なのは、「続ける・休む」の二択ではなく、今どの程度の負荷なら身体が耐えられるかを確認することです。
まとめ
ミニバスケットボールの子どもたちにシーバー病が多いのは、
ジャンプだけが理由ではありません。
ダッシュ。
急停止。
着地。
体育館という環境。
そして、
身体が衝撃をどう受け止めているか。
これらが重なり合って、かかとへ負担が集中していることがあります。
奈良市学園前・富雄・学園大和町周辺で、ミニバスケットボールをしているお子さんがかかとの痛みを訴えている方は、大和町だるま整骨院へご相談ください。
私たちは、「かかと」だけではなく、「競技を続けられる身体」を目標に、一人ひとりの動きまで確認しながら施術を行っています。