「また足首を捻ってしまいました。」

スポーツをしている子どもや大人から、この言葉を聞くことは少なくありません。

一度捻挫をすると、その後も同じ足首を何度も捻ってしまう人がいます。

すると、多くの人は、

「靱帯が伸びてしまったから仕方がない。」

と考えます。

もちろん、それも原因のひとつです。

しかし、本当の原因はそれだけではありません。

実は、脳、神経、筋肉、関節、感覚入力など、さまざまな要素が関係しています。

靱帯は単なる「ひも」ではありません

靱帯には、骨と骨をつなぐ役割があります。

しかし、それだけではありません。

靱帯の中には、身体の位置や動きを感知するセンサーが存在しています。

脳は、その情報を利用して、

・足首の位置

・足首の傾き

・地面の状態

・筋肉を動かすタイミング

などを判断しています。

つまり、靱帯は単なるひもではなく、脳へ情報を送る重要な組織でもあるのです。

脳は常に未来を予測しています

人間は、足が地面につく前から準備を始めています。

脳は、

「そろそろ着地する。」

「次は右へ動く。」

「少しバランスが崩れそうだ。」

という予測を繰り返しています。

これを「予測制御」と呼びます。

ところが、靱帯が損傷すると、脳へ送られる情報量が減少します。

すると脳は、足首の位置を正確に把握しにくくなります。

その結果、筋肉が適切なタイミングで働けなくなってしまいます。

バランス能力が低下します

捻挫を繰り返す人には、いくつかの共通点があります。

・片脚立ちが不安定になる

・ジャンプ後の着地が乱れる

・急停止が苦手になる

・方向転換が遅れる

・何もない場所で足首を捻る

これは単純な筋力不足ではありません。

脳が足首の位置を正確に把握できなくなっている可能性があります。

足首だけが原因とは限りません

足首は単独で働いているわけではありません。

実際には、

・足部

・足関節

・膝関節

・股関節

・体幹

が連携しながら動いています。

例えば、股関節が十分に働かなくなると、足首への負担が大きくなることがあります。

つまり、足首の問題を改善するためには、身体全体を見る必要があるのです。

筋力だけでは説明できません

「筋トレをすれば大丈夫。」

そう考える方も多いかもしれません。

もちろん筋力は大切です。

しかし、

・筋力

・感覚入力

・バランス能力

・予測能力

・動作の質

は、それぞれ異なります。

筋肉が強くても、身体の位置を正確に把握できなければ、再び捻挫を起こしてしまう可能性があります。

慢性足関節不安定症(CAI)とは?

捻挫を繰り返す状態は、「慢性足関節不安定症(CAI)」と呼ばれることがあります。

これは、

・靱帯の損傷

・感覚入力の低下

・神経と筋肉の連携の低下

・動作パターンの変化

などが複雑に関係している状態です。

つまり、「靱帯が緩んだから」という一言では説明できないのです。

当院が確認していること

大和町だるま整骨院では、

・足首の可動域

・左右差

・片脚立ち

・ジャンプ動作

・着地動作

・股関節の働き

・感覚入力

・視覚情報

・バランス能力

などを確認しています。

痛みだけではなく、「なぜ捻るのか」という原因を探ることが大切だからです。

最後に

足首を何度も捻る原因は、筋力不足だけではありません。

脳、神経、筋肉、関節、感覚入力など、さまざまな要素が関係しています。

だからこそ、足首だけを見るのではなく、身体全体を見ることが大切なのです。

奈良市、学園前、富雄周辺で足首の捻挫を繰り返している方は、大和町だるま整骨院までご相談ください。