「炎天下で運動した人が熱中症になる。」
もちろん、それも間違いではありません。
しかし実際には、同じ場所で同じ運動をしていても、熱中症になる人とならない人がいます。
その違いを生み出しているのが、体調や生活習慣、暑さへの慣れなどの要素です。
熱中症は気温だけで決まるものではありません。
睡眠不足の人
睡眠不足になると、自律神経の働きが乱れやすくなります。
すると、
- 汗をかく機能
- 体温を調節する機能
- 血液の循環機能
が十分に働かなくなります。
その結果、体内に熱がこもりやすくなるのです。
特に夏休み期間中は生活リズムが乱れやすいため、注意が必要です。
朝ご飯を食べていない人
朝食を抜くと、水分や塩分、エネルギーが不足しやすくなります。
人間は寝ている間にも大量の汗をかいています。
つまり、朝起きた時点で、すでに軽い脱水状態になっていることも珍しくありません。
朝食を食べずに運動を始めることは、とても危険なのです。
暑さに慣れていない人
暑さに身体を適応させることを「暑熱馴化(しょねつじゅんか)」といいます。
例えば、
- 夏休み明け
- 長期間の休養後
- 梅雨明け直後
- 冷房の効いた室内で過ごす時間が長い場合
には、熱中症の危険性が高くなります。
子どもや高齢者
子どもは大人よりも体温が上がりやすく、汗をかく機能も十分に発達していません。
また、高齢者は喉の渇きを感じにくくなります。
そのため、自覚症状が少ないまま症状が進行することがあります。
肥満傾向の人
脂肪には熱をため込みやすい性質があります。
そのため、体温が上がりやすく、熱を逃がしにくくなります。
さらに、身体への負担も大きくなり、疲労が蓄積しやすくなります。
こんな日は特に注意しましょう
次の条件が重なった日は要注意です。
- 気温が高い
- 湿度が高い
- 風が弱い
- 日差しが強い
- 睡眠不足である
- 朝食を抜いている
- 疲れがたまっている
ひとつだけでは問題なくても、複数重なると危険性は一気に高まります。
まとめ
熱中症になりやすい人には、いくつかの共通点があります。
特に大切なのは、「暑さ」だけではなく、「身体の状態」にも目を向けることです。
奈良市や学園前、富雄周辺でも厳しい暑さが続いています。
少しでも異変を感じたら、無理をせず休息を取るようにしましょう。