オスグッドになると、
「太ももが硬いですね。」
「膝を休ませましょう。」
という説明を受けることが多いと思います。
もちろん、それは間違いではありません。
しかし、10年以上にわたり1,000人以上のオスグッドを診てきた中で、私たちが強く感じていることがあります。
膝が原因ではなく、足から始まっているケースが少なくないということです。
足は身体の土台です
家を建てるとき、土台が傾けば、その上の柱や壁にも負担がかかります。
身体も同じです。
地面と唯一接しているのは足です。
歩く。
走る。
ジャンプする。
着地する。
すべての衝撃は、まず足から身体へ伝わります。
つまり、足の使い方が変われば、その上にある膝へ伝わる力も変わります。
「かかとの倒れ込み(オーバープロネーション)」が影響することがあります
歩いたり走ったりするとき、足は適度に内側へ倒れ込み、衝撃を吸収します。
これを回内(プロネーション)といいます。
この動き自体は正常です。
しかし、必要以上に倒れ込むオーバープロネーションになると、足だけでなく脛骨(すねの骨)の回旋や膝の力学的な負荷にも影響を与えることが報告されています。
つまり、
足の問題が、
膝の問題へつながる可能性があるということです。
もちろん、オーバープロネーションだけでオスグッドになるわけではありません。
しかし、「膝だけを見る」のではなく、「足から評価する」ことには十分な意味があります。
身体はすべてつながっています
私たちの身体は、一つの関節だけで動いているわけではありません。
足首。
膝。
股関節。
骨盤。
背骨。
それぞれが連動して動いています。
これを**運動連鎖(キネティックチェーン)**といいます。
例えば、
かかとが過度に倒れ込む。
↓
すねの骨が内側へ回旋する。
↓
膝の動きが変わる。
↓
太ももの筋肉の働き方も変わる。
↓
膝のお皿の下へ繰り返し負担が集中する。
このような流れは、スポーツバイオメカニクスの分野でも研究されています。
もちろん、全員が同じではありません。
しかし、「膝だけ」を見ていては見逃してしまう原因があることも事実です。
筋肉は「硬い」のではなく、「滑れなくなっている」のかもしれません
オスグッドでは、
「太ももが硬いですね。」
と言われることがあります。
実際に硬くなっているお子さんもいます。
ただ、私たちはもう一歩踏み込んで考えます。
筋肉は一本で動いているわけではありません。
筋肉同士、筋膜同士が滑り合うことで、スムーズな動きが生まれます。
もし、この滑走性が低下すると、
必要以上に大腿四頭筋へ張力が集中し、
脛骨粗面(オスグッドで痛みが出る部分)への牽引ストレスが増える可能性があります。
そのため当院では、
単純に「伸ばす」だけではなく、
筋肉が本来の動きを取り戻せる状態を目指して施術を行っています。
だからフォームソティックスをおすすめすることがあります
当院では、必要なお子さんにはフォームソティックス・メディカルをご提案することがあります。
「インソールを入れればオスグッドが治る」
という意味ではありません。
私たちは、そのような説明はしていません。
フォームソティックスの目的は、
足の機能を補助し、
過剰なオーバープロネーションをコントロールし、
身体全体の荷重バランスを整えやすくすることです。
その結果として、
膝へ繰り返しかかる負担を減らせる可能性があります。
つまり、
フォームソティックスは、
オスグッドを治す道具ではなく、膝へ負担が集中しにくい身体づくりをサポートする道具だと私たちは考えています。
私たちが膝だけを診ない理由
これまで10年以上にわたり、1,000人以上のオスグッドを施術してきました。
来院される約70%はミニバスケットボール選手。
約20%はサッカー選手。
奈良県内だけでなく県外からも多くのお子さんが来院されています。
その経験から言えるのは、
原因は一人ひとり違うということです。
だから当院では、
膝だけではなく、
足。
股関節。
身体全体の動き。
競技特性。
そこまで確認した上で施術を行っています。
まとめ
オスグッドは、膝に痛みが出るスポーツ障害です。
しかし、
その原因が必ずしも膝だけにあるとは限りません。
足の機能。
運動連鎖。
筋肉や筋膜の滑走性。
身体全体の使い方。
これらを総合的に評価することで、膝へ負担が集中する理由が見えてくることがあります。
奈良県でオスグッドにお悩みの方、学園前・富雄・学園大和町周辺で「何度治療しても再発する」「膝だけ治療しても変わらない」とお悩みの保護者様は、大和町だるま整骨院までお気軽にご相談ください。私たちは、膝だけではなく、お子さんが思い切り競技を続けられる身体づくりまで考えた施術をご提案しています。