「朝は痛くて足を引きずっていたのに、夕方の練習では普通に走っていました。」

シーバー病のお子さんを持つ保護者の方から、本当によく聞くお話です。

すると、

「もう治ったのかな?」

「気のせいだったのかな?」

と思ってしまうことがあります。

しかし、実はこの症状の出方は、シーバー病では珍しいことではありません。

「走れた=治った」ではありません

保護者の方が一番勘違いしやすいのがここです。

夕方には普通に走れていた。

ジャンプもできていた。

試合も最後まで出られた。

だから大丈夫。

実際には、その日の夜になると、

「やっぱり痛い。」

翌朝になると、

「歩くのも痛い。」

そんなことが繰り返される子どもは少なくありません。

身体は動き始めると変化します

朝起きた直後は、

筋肉や腱はまだ十分に動いていません。

関節も一晩じっとしていた状態です。

そこから歩き始め、

学校へ行き、

身体を動かす時間が増えるにつれて、

筋肉や腱の動きは少しずつ滑らかになります。

ウォーミングアップで動きやすくなるのは、このためです。

だから、

「朝は痛いけど、練習では走れる。」

ということが起こります。

これはシーバー病だけではなく、運動器の痛みでよく見られる現象です。

でも、走れたからといって安心はできません

ここが一番大切です。

ウォーミングアップによって動きやすくなっても、

かかとへ負担がかかる原因までなくなったわけではありません。

例えば、

ジャンプの着地。

ダッシュ。

方向転換。

これらを何百回も繰り返せば、

かかとには再び負担が集まります。

つまり、

身体は動きやすくなっているけれど、

負担のかかり方は変わっていない。

そんな状態のお子さんも多いのです。

「朝だけ痛いから軽症」とは言えません

保護者の方から、

「朝だけだから大丈夫ですよね?」

と聞かれることがあります。

実際には、

朝だけ痛い子もいれば、

練習後だけ痛い子もいます。

ずっと痛い子もいます。

症状の出る時間だけで、

重症か軽症かを判断することはできません。

私たちが大切にしているのは、

どんな動きで痛みが出るのか。

そして、

その動きをするときに身体がどう使われているのか。

です。

なぜ朝は痛くなるのでしょうか?

シーバー病では、

かかとの骨にアキレス腱などを介した繰り返しの負荷が加わります。

日中は歩いたり運動したりすることで身体が温まり、筋や腱の動きも滑らかになります。

一方、一晩安静にしていた翌朝は、最初の数歩で組織へ急に張力がかかりやすく、「朝だけ痛い」と感じる子どももいます。

ただし、朝の痛みだけでシーバー病とは判断できません。

ほかの病気でも同じような症状が出ることがあります。

だからこそ、

痛みの時間だけではなく、身体全体の状態を確認することが大切です。

当院では「走れるか」だけで判断しません

大和町だるま整骨院では、

「今日は走れました。」

という言葉だけでは判断しません。

確認するのは、

  • 歩き方は変わっていないか
  • 片脚で安定して立てるか
  • ジャンプの着地は左右同じか
  • 足首や足部は十分に動いているか
  • かかとへ負担が集中する動きになっていないか

です。

子どもは頑張ってしまいます。

痛くても走ってしまいます。

だからこそ、

「走れた」という結果だけではなく、

どうやって走っているのかを見ることが大切だと考えています。

よくある質問

Q. ウォーミングアップをすると痛みがなくなるなら、そのまま運動しても大丈夫ですか?

痛みが軽くなることはありますが、それだけで安全とは判断できません。

運動後や翌朝に症状が強くなる場合は、かかとへ負担が集中している可能性があります。

Q. 朝だけ痛いなら様子を見てもいいですか?

一時的なこともありますが、数日続く場合や、スポーツのたびに繰り返す場合は、一度状態を確認することをおすすめします。

まとめ

シーバー病では、

「朝は痛いのに、練習では走れる。」

ということが珍しくありません。

しかし、

それは「治った」という意味ではなく、

身体が動きやすくなっているだけの場合もあります。

大切なのは、

「走れたか」ではなく、

**「走っても負担がかからない身体になっているか」**です。

奈良市学園前・富雄・学園大和町周辺で、お子さんが「朝だけかかとが痛い」「練習になると走れてしまうので判断に迷う」という方は、大和町だるま整骨院へお気軽にご相談ください。

私たちは、痛みだけではなく、お子さんが安心してスポーツを続けられる身体づくりまで考えてサポートしています。