肩がこる。
すると、多くの人は肩を揉みます。
もちろん、それは間違いではありません。
私自身も肩を揉みますし、必要であれば肩へ直接アプローチすることもあります。
ただ、おそらくこの記事を読んでいる方は、これまでにも何度も肩を揉まれてきたのではないでしょうか。
マッサージへ通った。
湿布を貼った。
ストレッチをした。
動画を見た。
枕を変えた。
姿勢を意識した。
それでも、今こうしてこの記事を読んでくださっている。
ということは、**「もっと違う方法があるのではないか。」**と感じておられるのかもしれません。
だからこそ、大和町だるま整骨院では、少し違う視点から身体を見ています。
肩が悪いのに、なぜ手を見るのでしょうか。
施術中、手を触ることがあります。
すると、ときどき不思議そうな表情をされます。
「先生、痛いのは肩なんですけど。」
もちろん、そのとおりです。
では、なぜ手を見るのでしょうか。
その理由の一つは、脳が手からの情報をとても重要視しているからです。
手は膨大な情報を脳へ送り続けています
私たちは毎日、驚くほど多くの情報を手から受け取っています。
たとえば、
- 熱い
- 冷たい
- 硬い
- 柔らかい
- 重い
- 軽い
- 滑る
- 引っかかる
こうした情報は、指先や手のひらにある感覚受容器によって電気信号へ変換されます。
そして、
末梢神経。
頚髄。
脳幹。
視床。
一次体性感覚野(S1)。
という経路を通って脳へ届けられます。
つまり、手は単なる道具ではありません。
脳にとって、とても重要な情報源なのです。
脳の中の「手」は、とても大きな存在です
ペンフィールドのホムンクルスという有名な図があります。
これは、脳が身体の各部位をどれくらい重視しているのかを表した地図です。
そこには、とても興味深い特徴があります。
手が、とても大きく描かれているのです。
唇や舌も同じです。
つまり、脳は手からの情報を非常に重要なものとして扱っているということです。
だからこそ、手から入った情報が身体全体へ影響を与えることがあります。
「手から肩へ」ではなく、「手から脳へ」
ここで一つ、誤解してほしくないことがあります。
それは、
「手を刺激すれば肩こりが治る。」
という話ではないということです。
考え方としては、
- 手から情報が入る
- 脳が情報を処理する
- 身体全体の反応が変わる
- 結果として肩の状態が変わる
という流れです。
つまり、
「手から肩へ」ではなく、「手から脳へ。そして脳から肩へ。」
ということです。
見飽きた話は、もう十分かもしれません
「肩がこったら肩を揉みましょう。」
これは間違いではありません。
しかし、おそらく、その方法はもう十分に試してこられたのではないでしょうか。
だからこそ、大和町だるま整骨院では、少し違う視点を大切にしています。
肩を見る。
呼吸を見る。
睡眠を見る。
足を見る。
そして、ときには手を見る。
身体は、それぞれが独立して存在しているわけではありません。
すべてがつながり、一つの身体として働いています。
見飽きた話は、もう十分かもしれません。
だからこそ、この場所では、少し違う角度から身体について考えていこうと思います。