「サッカーをしている友達もシーバー病でした。」
「うちの子はミニバスですが、同じシーバー病と言われました。」
競技は違うのに、同じシーバー病。
では、原因も同じなのでしょうか。
私たちは、必ずしも同じではないと考えています。
シーバー病は、かかとへ繰り返し負担が加わることで起こることが多いスポーツ障害です。
しかし、その負担は競技だけでなく、
「どこでプレーしているか」
によっても変わります。
体育館と人工芝では、身体の使い方が違います
ミニバスケットボールは体育館。
サッカーは人工芝や天然芝。
どちらも走るスポーツですが、実は身体の使い方は大きく異なります。
体育館は床が硬く、反発があります。
人工芝は芝とゴムチップが衝撃をある程度吸収します。
一見すると、
「人工芝の方が足に優しそう。」
と思われるかもしれません。
しかし、実際はそんなに単純ではありません。
体育館は「衝撃」が積み重なりやすい環境です
ミニバスでは、
ジャンプ。
着地。
ダッシュ。
急停止。
これを何百回も繰り返します。
体育館の床は反発があるため、動きやすい反面、着地の衝撃も繰り返しかかります。
そのため、
着地でかかとへ負担が集中する子どもは、
シーバー病になりやすい傾向があります。
ただし、
同じ体育館でも、
シーバー病になる子。
ならない子。
がいます。
その違いは、
衝撃の大きさではなく、衝撃の受け止め方にあります。
人工芝では「蹴る」「切り返す」が増えます
一方、サッカーでは、
ジャンプよりも、
ダッシュ。
ストップ。
切り返し。
キック。
こうした動きが中心になります。
人工芝ではスパイクのグリップが効くため、
足が地面へ固定されやすい場面もあります。
すると、
足首。
かかと。
アキレス腱。
ふくらはぎ。
こうした部分へ繰り返し負担が加わることがあります。
つまり、
体育館とは違う理由で、
シーバー病になることがあります。
床ではなく、「身体」が負担を決めています
ここで大切なのは、
体育館だから悪い。
人工芝だから悪い。
という話ではありません。
同じ体育館でプレーしていても、
シーバー病にならない子はたくさんいます。
同じ人工芝でも同じです。
つまり、
問題は環境だけではありません。
私たちが見ているのは、
その環境の中で、
お子さんの身体がどう対応しているかです。
足は衝撃を吸収するクッションです
本来、
足には衝撃を吸収する仕組みがあります。
足のアーチ。
足首。
距骨下関節。
ふくらはぎ。
股関節。
これらが連動することで、
着地の衝撃は身体全体へ分散されます。
しかし、
オーバープロネーションが強い。
足首の動きが少ない。
股関節がうまく使えない。
そんな状態になると、
衝撃が十分に分散されず、
かかとへ負担が集中することがあります。
だから私たちは、
床だけではなく、
身体の衝撃吸収能力を確認しています。
必要なお子さんにはフォームソティックスをご提案しています
当院では、
必要なお子さんにはフォームソティックス・メディカルをご提案することがあります。
「インソールでシーバー病が治る」
という意味ではありません。
フォームソティックスの役割は、
足部の機能をサポートし、
荷重の偏りを減らし、
身体が衝撃を吸収しやすい状態を作ることです。
つまり、
体育館でも。
人工芝でも。
かかとへ負担が集中しにくい身体づくりをサポートする道具として活用しています。
私たちが環境より先に見ること
これまで10年以上にわたり、1,000人以上のスポーツ障害を施術してきました。
その中で感じるのは、
競技や環境だけで原因を説明できるお子さんは、ほとんどいないということです。
だから当院では、
体育館だから。
人工芝だから。
ではなく、
その環境で、
どう走り、
どう跳び、
どう着地しているのか。
そこまで確認しています。
よくある質問
Q. 体育館だからシーバー病になったのでしょうか?
体育館が直接の原因とは言えません。
競技環境も一つの要素ですが、身体の使い方や足の機能も大きく関係します。
Q. 人工芝なら安心ですか?
人工芝は衝撃を吸収する面もありますが、切り返しやキックなど別の負担が増えることがあります。
環境だけで判断することはできません。
まとめ
シーバー病は、
競技だけでなく、
プレーする環境によっても負担のかかり方が変わります。
しかし、
本当に大切なのは、
体育館か人工芝かではなく、
その環境で身体がどのように衝撃へ対応しているかです。
奈良市学園前・富雄・学園大和町周辺で、お子さんのかかとの痛みにお悩みの方は、大和町だるま整骨院へお気軽にご相談ください。
私たちは競技や環境だけではなく、お子さん一人ひとりの身体の使い方まで確認し、大好きなスポーツを続けられるようサポートしています。